FPSが強い人に共通する5つの特徴を徹底的に分析~FPSに才能は必要なのか?~

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FPSで本当に必要なのは才能ではなく、論理だよ。

反射神経うんぬんよりも、まずはロジカルに!

このことについて具体的に解説します。

 

FPSが強い人に共通する5つの特徴を徹底的に分析

突然ですが、COD・BF・虹6・Apexとか、古のCSやらも含めて、いわゆるFPSに才能は必要か?と言えば、キルレ3~とかのプロレベルなら必要かもしれません。

ガチのプロゲーマーなら、突スナだけでキルレ2を超える化け物がいますが、あれは才能の塊です(笑)

でも、初心者~初級者が中級者を目指す(キルレ1未満→1.5)とか、中級者が上級者(キルレ1.5→1.8~2)を目指すとか、それぐらいの誰でも目指せるレベルなら、生まれ持った才能なぞ不要と断言しても良いレベルです。

まず最初に伝えておくと

このブログ運営者はドライアイになってから、4年ぐらいFPSをやっていませんが、かつてはCODの突スナQSで連続12連キルをやってのけたり、サーチ・ドミネの週間SPM500とか、そこそこやれてたプレイヤーだったので(突スナでキルレ1.5、その他で1.8~2くらい)、参考になるかと思います。

それじゃ本題へ。

FPSは今でも好きなジャンルの1つなので、論理的に強くなる方法を解説してみたいと思いやす。

まず、本当の意味でFPSが強い人というのはどんな人なのかを解剖すると...

①メンタルが安定している

②常に基本に忠実

③論理的

④動体視力(反射神経)が優れている(いわゆる才能)

➄勝ちパターンを知っている

こんな感じになるかなと思います。

それぞれ超具体的に解説していきます。

これを知れば、キルレ1.5~2はネタ抜きで余裕だと思います。

逆に、知らないままだと永遠に上達しません。

いちおう、科学的な視点も交えて、頭の中で何が起こっているかも理解しやすいように工夫しました。

①メンタルが安定している

ぶっちゃけると、FPSが下手な人ほどイライラしたり、気分にムラがありますが、本当に上手いプレイヤーはキルされても冷静です。

なぜなら、メンタル管理の重要性をとことん理解しているからっすね。

やっぱりイライラして感情が揺れたままの状態でFPSをプレイすると、また同じミスを繰り返したり、注意力が散漫になっているせいで、悪い流れにハマっていきます。

人間はストレスが強くなると途端に集中力が激減します。

実は、本当に上手い人なら、やられる度に冷静にマップを見渡して戦況を確認したり、「ここでこうしたから、こうやってやられた→ここは良かったけど、ここは反省だな」ってな感じで、結果に対して常に修正を繰り返します。

なんとなくでも、とりあえず理由付けをしていますし、意識の高いプレイヤーはメモを取って共通の死因(自分がどんなクセでやられているか)を確認したりします。

※とはいえ、FPSやってて全くイライラしないのは超人かも(笑)

イライラすることを受け入れる練習になったりするし、発狂するプレイヤーを見て笑うのも醍醐味であります。

②常に基本に忠実

FPSが強い人は以下のような点を徹底しています。

クリアリング。

画面の中心にエイムを置く。
同一斜線上にいないこと。
遮蔽物を使う。
開けた場所は通らない。
味方と一緒にいる。

マップの構造を知っている。

自分の位置・味方の位置を知っている。

強ポジをしっている。

裏取りする・されるルートを把握している。

ルールを把握している。

武器の特性を理解している。

自分にとって必ず有利な状況に持っていく。

③論理的

これをもっと掘り下げると、FPSの神と呼ばれる人達は意識してようがしてまいが、超論理的にFPSをプレイしています。

ここだけの話、直感やノリまかせでFPSをやっていると、必ず結果にムラが出ます。

キルレが1を切ったり2を超えたり、その結果トータルで1.5という人と、コンスタントに1.5前後を維持したうえでの1.5では実力差があり過ぎるんですね。

本当の本当に結果が安定している上級者・プロゲーマーはそんな曖昧なもんに頼らず、論理を重視しています。

FPSはノリとか言っている上級者も、掘り下げると、実は論理的思考が上手い人です。

それじゃあ、さっきの基本に忠実なプレーを掘り下げると、こうなります。

クリアリング

なぜクリアリング?

→相手が壁際にいるかもしれない・急に出てくるかもしれないから(事前の予測)。

なぜ事前に予測をする必要があるの?

→人間の反応速度には限界があるから、予測しないものには反応しきれない。

予測しているだけで、反応が早くなるから。

なぜ反応が早くなるの?

→脳の辺縁系(無意識)だけでなく、脳の前頭前皮質(意識)も機能して、反応が早くなるから。

人間には選択的注意バイアスがあり(見たいものしか見えない)、事前に予測していれば、それが起こった時に瞬時に対応できるから。

そんで生まれ持った動体視力の壁を補助できる。

画面の中心にエイムを置く

なぜ中心にエイムを置く?

→とっさに相手が現れても、中心にエイムを置いておけば対処しやすい。

なぜ対処しやすい?

基本的にクリアリングはエイムを中心に置きながらやるのが普通なので、結果的に相手がこちらに吸い付いてくるようにキルできるから。

→なぜ相手が吸い付いてくるようなキルが重要なの?

わざわざエイムを動かさずに済むので、生まれつきのエイム力・反射速度に関わらずあっさり敵を始末できるから。

同一斜線上にいないこと

味方と同一斜線上にいない(一直線にいない)理由は?

→敵に発見された際に、後方にいる自分or味方にとって死角になるし、同時に始末されるリスクが上がるから。

なぜ同時に始末されてはいけない?

→リスポーンから配置に戻るまでの時間が長く、戦況が大きく付利になるから。

遮蔽物を使う

なぜ遮蔽物を使う?

→全身を露出させると、被弾のリスクが高まり、死亡率が高まるから。撃ち合いで有利だから。

なぜ死亡率を下げる必要がある?

→戦況を有利にするために、リスポーンで配置から離れるのは避けたいから。

開けた場所は通らない

なぜ基本的に開けた場所を通ってはいけないのか?

発見されやすく、遮蔽物もなく、超死亡率が上がるため。

味方と一緒にいる

なぜ味方と一緒にいる必要があるのか?

→味方と一緒にいれば、お互いの死角を補い合えるし、2対1に持ち込めたりするから、圧倒的にキルしやすくなるし、死亡率も大幅に下がる。

マップの構造を知っている

なぜマップの構造を知っている必要があるのか?

どこが死角で、どこが開けていて、どこに遮蔽物があって、どこに敵が集まりやすくて、どこに強ポジがあって、どこに裏取りルートがあるのか把握するだけで、戦術を実行するための判断材料が増え、生存率が大幅に上がるから。

自分の位置・味方の位置を知っている

自分の位置・味方の位置を把握する理由は?

→相手がどの辺りにいそうか、大まかに予測がつくため(味方が待機してる地点の先に敵がいるはず)。

なぜ予測する必要がある?

敵がいないと確認できた場所では、ゆったりと準備したり、キルストを使ったりできるから。

敵がいそうな場所を知っていると、その辺りにはワナや相手のキルストの的にもなることが想定でき、焦らずに対処できるから。

強ポジをしっている

なぜ強ポジ(頭だけしか見えない遮蔽物など)を知る必要がある?

→死亡率が極めて低くなるし、撃ち合いも圧倒的に有利になる。

強ポジを点と点で結ぶように移動すれば、圧倒的にウザがられるから。

対策はスナで頭打ち抜くか、ブレがない武器を使うか。

裏取りする・されるルートを把握している

なぜ裏取りする必要があるのか?

→真正面からの撃ち合いは反応が早かったもの勝ちになるけど、裏を取れば簡単にキルできるから。

難易度は高いけど、戦況が大きく好転するから(場合によっては戦犯にも)。

ルールを把握している

なぜルールを把握するの?

→ルールを把握すれば、勝つために必要なことが分かるから。

何をすべきで何をすべきでないかが分かるから。

→例えば?

キルが重要なルールでは、キルを最優先にしつつ死なない立ち回り、ドミネーションなどのキルよりも確保が重要なルールでは、確保を最優先にしつつ、キルしていく必要があるってな感じで、ルールによって求められることが変わるから。

武器の特性を理解している

なぜ武器の特性を理解する必要があるの?

→撃ち合いが強い武器・近距離で無双できる武器・中距離で安定する武器・遠距離で安定する武器・それぞれ特徴があるから。

なぜ特徴を知る必要があるの?

→特徴を知らないと、立ち回りが安定せず、武器本来の強みを活かせないので、結果的にキルレも安定しないから。

自分にとって必ず有利な状況に持っていく

ここまでをまとめると、FPS上級者・プロゲーマーは勝負する前から勝つ算段がついています。

相手の出方を予想し、こちらが不利になるリスクを最小限に減らし、こちらが有利になれる立ち回りを最大限活かします。

 

よく考えたら、実際の軍隊と全く同じことです。

思考停止すれば即死なので、ろじかる~に立ち回ろう。

④動体視力(反射)が優れている(いわゆる才能)

論理的思考は後からでも身に着けられる能力で、習得できれば人生イージーモードになる能力の1つですが、動体視力ってのは生まれ持った才能の壁が大きいです(一定のレベルまでは努力で磨けます)。

ただ、その才能の壁もある程度は論理でカバーできます。

さっき書いたように、予測をするだけでも素早い反応は実現可能です!

プロレベルになると、論理x反射が求められますが、FSPが上手い人になりたいだけなら論理だけでも十分です。

「でも撃ち合いだったら、反射がスバ抜けた人に対して、論理は通用しないんじゃ...」って思った人もいると思います。

ぶっちゃけてしまうと...確かに部分的には合ってます。

全く論理的に考えられないけど、反射が極端に優れている人と、反射は極端に遅いけど、論理的に考えている人だと、撃ち合いは前者が絶対に勝ちます。

でも、それは撃ち合いに限った話です。

反応が早いけど思考停止で立ち回っている人は結果にムラが出やすいですが、論理だけで頑張っている人は結果が安定しやすいです。

この両方より、反射と論理を兼ね備えた人が強く、この両方が神レベルに上手い人はプロゲーマーになれます。

FPS適性スケールみたいなものを作るとこんな感じになると思います。

FPS適性スケール(作ってみた)

①論理も反射も不得意

→残念!FPSというジャンルには適性がなかったようです。でも、論理的思考を習得すれば十分に上達できるので(キルレ1~)、楽しい世界になります。

②論理だけは得意

→FPS適性はそこそこ。反射を磨けば、もっと上達できます。キルレ1.5は目指せます。

③反射だけは得意

FPS適性はめちゃくちゃあるのに、才能に甘んじているがために伸びしろが少ないです。

試合毎のキルレが1~2ってな感じでバラつきが激しくなるはず。

論理的思考を身につければ覚醒出来ます。

④論理も反射も普通

→FPS適性あり。この位置にいる人が大多数です。キルレ1.5~1.8は目指せます。

➄論理も反射神経も得意

→FPSの才能あり。プロを目指せる可能性もあるし、キルレだと2~2.5は目指せます。

⑥論理も反射も神

→ゴルゴ13のような天才型。

プロで大金を稼げるので、今すぐプロになりましょう。

キルレ3~5は目指せます。

野良なら毎試合トップスコア確定、相手がクランでも味方が上手じゃなくても、1人で無双します。

勝ちパターンを知っている

FPSが強い人は経験的にこのパターンは勝ちだなとか、このパターンは負けだなみたいなことを知っています。

スプラトゥーンっていうFPSをゆるくしたゲームを1週間だけやったことがあるんですが、アレも塗りが圧倒的過ぎるともう負けが確定するみたいに、「あ、これ負けやわ」っていうパターンがFPSにもあります。

そういう時は圧倒的に虐殺されたりします。

逆に、このパターンはもう勝ち確かなっていうのも肌感覚で分かるんすね。

「もう詰んでるなこりゃ」とか、「これは勝ったな」ってことが毎回分かるんで、負けが分かった時は諦めの態度を持てるし、勝ちが分かったら落ち着ついてやるべきことに集中するだけなんで、メンタルを冷静に保てます。